こんにちは、アズキです。
みなさんは1日でモニターとどれくらい向き合っている時間がありますか?
僕は在宅勤務が増えたこともあり、1日のほとんどをモニターを見てすごしています。本当に目によくないんじゃないかってくらい笑
そんな僕が今回生活の質を上げるために投資したのがモニターです。今まではフルHDでしたが、4Kモニターを導入しました。2枚ともを総取っ替えです。
4Kモニターは数万円するので安い買い物ではありません。ですので今回も僕は下調べして製品決定に至ったので、その経緯を書いておきます。
今回購入したのは次の2つのモニターです。
ちなみに今回僕は画質を求めたのでIPS(VA、TNよりIPSはきれいと言われている。画質優先ならIPS一択らしい。)が条件、ゲーミング性能は求めていないので一般的な60Hzの中からモニターを選びました。
もちろん僕が実際に買っているので、32インチだと「LG 32UN650-W」、27インチだと「PHILIPS 278E1A/11」がベストな選択だというのが結論です。
もくじ
解像度はWQHDと4Kどちらを選ぶか
解像度と作業領域について
解像度、つまりその画面にどれだけドットが詰まっているかですが、いい順に4K>WQHD>フルHD(2K)と表記されます。
このエントリを読んでいるってことは「今はフルHDのモニターを使っているけど、解像度がいいモニターってどうなんだろうな」と考えている人が多いと思います。
1枚のモニター内にフルHDと比べて、WQHDは2倍弱、4Kは4倍のドットがあるので、作業スペースもそのドット分だけ広くなります。仕事でエクセルを開くと実感できますが、4KはフルHDより単純に4倍の情報量が一度に見られるので作業効率は爆上がりします。
作業領域は分かりやすいので説明は以上にして、続いて「文字の大きさ」についてです。
文字の大きさはスケーリングで調整できる
同じインチのフルHDと4Kで文字の大きさを比べると、4Kは1/4の大きさになってしまいます。ドットが「密」に詰まっているからですね。
なのですが、Windows 10では「ディスプレイの設定」からスケーリング調整をすることができるので、文字の大きさを大きくできます。4K 27インチを使う多くの人が、おそらくスケーリングで文字の大きさを変更していると思います。
「27インチ4Kだと文字が小さすぎて読めないから、スケーリングする必要がないWQHDでちょうどいい!」っていう記事も見かけたんですが、実際のモニターの価格を比べてみると、27インチの場合、WQHDと4Kの価格差がほとんどないんですよね。
WQHDのほうが4Kよりずいぶん安いなら「買うのはWQHDで十分!」っていう理論も分かるのですが、価格が変わらないので「逆にWQHDを選ぶ意味なくない?4Kならスケーリング150%にすればWQHDと文字の大きさは同じにできて解像度もより高いで?」と僕は考えたわけです。4KはWQHDの約2倍のドット数なので、4Kのほうが画像も文字もなめらかに表示されます。
文字の大きさ(作業領域)は「4K(スケーリング150%)=WQHD(スケーリング100%)」ですが、4Kのほうがドットが詰まっているのできれいに文字が表示されます。
以上より、僕はWQHDではなく、2枚とも4Kを選びました。
27インチと32インチとウルトラワイド、どれを選ぶか
4Kモニターを買う前は、ウルトラワイドモニター34インチ&27インチ縦置き(どちらもフルHD)という環境でした。
【34インチ ウルトラワイドモニター】FLEXIMOUNTSのモニターアームでデュアルディスプレイ環境にした。「LG 27EA430V-B 縦置きレビュー」
ウルトラワイドならフルHDでも2画面表示できますが(実際に僕がそうしていた)、4Kだと縦方向にフルHDの2倍表示されるのでスクロールの手間が省けて作業領域の差を実感しました。(表示幅においてウルトラワイドは横幅は27インチより長いですが、縦幅の表示は27インチのフルHDとまったく同じです。)
それに、ウルトラワイド34インチよりも32インチのほうが数センチ物理的横幅が短いです。つまり32インチのほうが首を左右に動かす必要がありません。
ですので、フルHDのウルトラワイド34インチ買うなら、27インチの4K買ったほうが幸せな気がします。値段的に同じくらいなので。
ちなみに42インチも考えたのですが、42インチの場合、ディスプレイの仕様的にVESA規格が200×200mmしかないので、一般的なモニターアームが使えません。(一般的なモニターアームのVESA規格は75mmか100mm)
おそらく42インチは重すぎるからでしょう。
僕はモニターアームなしの運用はありえないので、4K 42インチは候補から外れました。
モニターを縦に並べられるモニターアームを買った
僕は最初、フルHDのモニターも1枚残す3枚運用を考えたので、モニターを縦に2枚並べることができるモニターアームを買いました。「サンワダイレクト 100-LA031」です。
なんですけど、上のモニターを見上げるのに首がなかなかつらかったのでやめました笑
シックな黒でアーム部分がない棒タイプでシンプルなので気に入っています。この前の震度4の地震にも悠々耐えていたので、耐久性もバッチリです。(揺れているとき、取り付けている4K 32インチモニターが大丈夫か不安になりましたが笑)
今は4Kモニター2枚環境です。
32インチ「LG 32UN650-W」も27インチ「PHILIPS 278E1A/11」もきれいで、気になるとこなく使えています。ちなみに、LGもフィリップスもアップル製品に採用されている(いた)こともあり、発色がとてもよいのに値段が高くないので、メーカーを迷ったらどちらか買っておけば間違いないです。
2社ともベゼルが薄いのでスタイリッシュなのがよい!
というか、液晶生産については両社の合弁企業らしく、基本的に中身は同じだとか。(なのでデュアルディスプレイにしても、発色の差が出にくいというメリットがある)
4Kの32インチと27インチ縦置きのデュアルディスプレイを使ってみて
これまで書いてきた結論は
- フルHDをやめて4Kの作業領域を求めるならドットバイドットで表示できる4K 32インチにせよ
- 同じインチでWQHDと4Kであまり値段が変わらないなら、WQHDの中途半端ではなく画質でも作業領域でも完全上位互換な4Kにせよ(スケーリングで文字の大きさは変更できるから)
の2点です。
32インチ4Kモニターはたしかに高価なんですが、買って後悔することはないでしょう。モニターを普段から使う人なら出す価値はあると思います。4Kの表示領域を使えるのは32インチ以上でしょう。
フルHDだとしてもモニターの大きさがウルトラワイドになるとけっこう価格が上がるので、だったら表示領域がより広い4K 27インチにしたほうが首も左右に動かさなくていいメリットがあります。
4Kの2枚はさすがにいらないよ、1枚で十分!て人は、「4K 32インチ(予算をかけられる人)もしくは4K 27インチ(そこまで予算をかけたくない人)」のどっちかをオススメします。
フルHDのウルトラワイドやWQHDは価格が中途半端で選ぶ意味なしで、4Kの完全下位互換です!!(あくまでこのエントリ執筆時点では。ウルトラワイドやWQHDの価格が4Kと大差つく安さであれば、価格という選ぶ意味は生まれます。)
ドットバイドットで文字は見えるか
現在の僕のディスプレイ解像度は、32インチは「100%」(ドットバイドット)、27インチは「125%」に設定しています。
4K 32インチを買う前は「32インチのドットバイドット設定で文字が見えるのかな」と心配でしたが、僕にとってはちょうどいい大きさでした。
一方、4K 27インチの「ドットバイドット」は文字が小さすぎて、僕には厳しかったです。なので少し大きく「125%」で表示しています。27インチの「100%」(ドットバイドット)は文字が見えないとよく聞くので、4Kの作業領域をフルに活用したいなら、32インチ以上を選ぶことをオススメします。
文字の視認性が格段に上がる
4Kにしたときの印象として「画像や動画がきれい」というのはイメージできると思いますが、実際には文字の視認性が格段に上がります。
例えると、視力0.7で見ていたものが視力1.0で見えるようになった感覚です。視力0.7のときも見えなくはないけど、視力1.0のときにくっきり見えるのとは大違いです。
4Kのほうがドットが詰まっている分、文字がなめらかに表示されます。
動画編集をする人に4Kモニターをオススメする人は多いですが、僕は文字をよく読む人(ネットサーフィンがメインの人やブログを書く人)にオススメしたいです。
Microsoft製ツール「PowerToys」
Microsoft製ツール「PowerToys」(検索すればすぐに見つかって無料でDLできます。)の中の機能の1つに「Fancy Zones」があります。
これを使うと、ウィンドウの配置をカスタマイズできて、いちいちウィンドウ端をドラッグして調整する必要がなくなります。ウィンドウのデフォルトの配置を固定できるイメージです。4Kモニターを使っていると、複数のウィンドウを同時に配置すると思うので必須のアプリだと思います。
ウィンドウを「Shift」キーを押しながらドラッグ&ドロップすると、あらかじめ自分で設定していた幅のテンプレートの大きさにはまってくれるので、いちいちウィンドウの大きさを調整する必要がなく、めちゃくちゃ便利です。
【モニターアーム用マウントトレー】ノートパソコン用のPCスタンド
ノートパソコンをモニターに接続して使っている人もいるでしょう。僕もその1人です。
スタンドを別で置くとデスクのスペースが取られてしまうので、モニターアームに取り付けることができるトレーを購入しました。
VESA規格の75mmマウントにネジで簡単に取り付けることができました。
また、ノートパソコンの大きさに合わせてアームの長さを調整できます。
このアイテムのおかげでデスク上のスペースを有効活用できています。Amazonベーシックの製品で、安定性もバッチリでした。
デスクに置くタイプだとどうしてもスペースが取られてしまうので、ディスプレイアームに取り付けることができるタイプをオススメします。
ゆるふわなまとめ
僕の会社は在宅勤務推奨なので、基本は自宅、たまに職場に行くのですが、職場に行ったときのフルHDモニターの画質の粗さ&作業領域の狭さは我慢できないレベルです。4Kモニター使うとフルHDに戻れないのは本当でした。
1日中モニターを見ている人や在宅勤務の人は4Kモニターを導入することで、生活・仕事の質がグッと上がること間違いありません。
早くも今年買ってよかったものランキング上位入りは確定です。
おわり