こんにちは、アズキです。
「お家でカフェラテ飲みながらくつろぎたい。」
この一心でエスプレッソマシンを購入しました。安くはなかったですが、好きなときにカフェラテを楽しめるので大満足な買い物でした。
全自動のエスプレッソマシンを実際に使ってみてわかった、カフェラテを作るまでの工程だったり、掃除が必要な部分だったりについて詳しく書きました。
僕が今回選んだのはデロンギ「マグニフィカS ECAM23120BN」です。
もくじ
デロンギのマグニフィカSを選んだ理由
「デロンギ」はイタリアのメーカーです。オイルヒーターで名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
オイルヒーターの他にも、コーヒーメーカーやキッチン家電も販売しています。
「デロンギ・ジャパン株式会社」という日本法人を設立しており、カスタマーサービス等のお問い合わせ窓口は埼玉に拠点があります。なのでトラブル時のお問い合わせも海外とやり取りする必要はないです。
全自動だから掃除の手間が少ない
「全自動」ってどこまで自動なの?って疑問に持つと思いますが、基本的にはコーヒー豆と水をセットしておけば、マシン内部の洗浄までボタンを押すだけで完了します。(「基本的」以外に必要なステップは後述します。)
僕は掃除に時間がかかるのは嫌だったので、全自動が条件でした。このエスプレッソマシンは1杯淹れるごとに抽出後のコーヒーかすを捨てる必要もないし、ポルタフィルターを洗う必要もありません。
当然のことなんですが、コーヒー豆って挽くと粉になるので洗うのが大変なんですよね。コーヒーならフィルターと一緒にポイって捨てることもできると思いますが、エスプレッソを抽出したい場合は圧力をかける必要があるのでそうはいきません。
僕はどっちかというとコーヒーよりもカフェラテが好きなので、エスプレッソを抽出できるマグニフィカSを購入しました。
ただ、全自動は掃除の手間が少ない分、価格帯はかなり上がってしまいます…
比較的スリムなモデル
全自動ではなくても、コーヒー豆を挽くためのミルとエスプレッソマシンを揃えればカフェラテは飲めます。
ですがマシンが2つになる分、置く場所もより必要になってしまいます。
マグニフィカSは全自動エスプレッソマシンのなかでも比較的スリムなモデルで、ティッシュ1箱分くらいの幅でした。
僕は一人暮らし用の物件に住んでいるので、キッチンは広くありません (ご覧の通り冷蔵庫の上に置いています笑)。スペースは取らないほうが当然うれしいです。
エスプレッソとコーヒーが作れる
マグニフィカSはカフェラテに必要なエスプレッソはもちろん、レギュラーコーヒーも淹れることができます。「カフェ・ジャポーネ」機能がそれです。
「安いモデルがいい」かつ「カフェラテもコーヒーも自宅で楽しみたい」って人はマグニフィカSしか選択肢がないような気がします。
ちなみに、マグニフィカSは挽き済みの粉のコーヒー豆でも淹れられますが、豆の鮮度や掃除の手間を考えると、コーヒー豆は豆の状態で購入したほうが良いでしょう。
マグニフィカSではない「マグニフィカ ESAM03110B」との比較
マグニフィカSと迷うモデルは十中八九、「マグニフィカ ESAM03110B」でしょう。価格帯や機能が似ているので、僕も迷いました。
その中でも僕が「マグニフィカS ECAM23120」を選んだ理由を紹介します。マグニフィカSのほうが高いのでお財布と相談ですが、その分のメリットはあると思います。
レギュラーコーヒーが淹れられる
これが1番大きな違いです。「マグニフィカ ESAM03110B」はコーヒーを淹れることができません。
マグニフィカにコーヒーを淹れる機能を後付けすることはできないので、コーヒーも楽しみたいなとちょっとでも思っているならば、少し高くなりますがマグニフィカSを選んでおいたほうが無難です。
横幅が4cmだけスリム
マグニフィカSはコーヒーを淹れることができるのに、マグニフィカよりもスリムなんですよね。
たった4cmなので、これを理由にマグニフィカSを選ぶ理由になることは少ないかもしれませんが、メリットには違いありません。
牛乳を手動で温めるときの可動域が広い
マグニフィカもマグニフィカSも牛乳は手動で温めるモデルなのですが、マグニフィカSのほうがスチームが出るノズルの可動域が広いです。
これはスペックに表記されていない部分ですが、僕のなかでマグニフィカSを選んだ決め手レベルの違いでした。
僕は店頭でマグニフィカとマグニフィカSのミルクを温める部分を触って確かめたのですが、マグニフィカは左右にずれるだけでほとんど動かすことができなかったんです。
実際にマグニフィカでフォームを作ったことはないので比較はできていませんが、フォームをいい感じに作るためにはノズルの部分を動かせたほうがいいだろうなと思います。
デロンギでは全自動コーヒーマシンを購入して、アンケートとSNS投稿するとコーヒー豆4袋 (1袋250g) もらえます。1袋1,500円くらいするので、けっこうお得です。
発送は1ヶ月前後かかると書いてありましたが、1週間程度で届きました。
カフェラテ (アイス)を作る方法
マグニフィカSでアイスのカフェラテを作るまでのステップを書いていきます。
全自動エスプレッソマシンは基本的には自動ですが、「コップを置いてボタンを1回押すだけ」ではありません。
ちなみに、コーヒーの場合は「エスプレッソ抽出ボタン」の代わりに、マグカップマークの「コーヒー抽出ボタン」を押すだけの違いです。
内部を洗浄したあとのお湯が出てくるので、そのお湯を受けるためのグラスを置いておきます。だいたい50mlくらい出てきます。
するとまず「ウィーーーーン」と音をたてながら豆を挽きます。仕方がないですが、なかなか大きな音です。
豆を挽き終えたあと、抽出口からエスプレッソが出てきます。抽出ボタンを押してから、豆挽きを入れて30秒くらいで抽出完了します。
電源を入れたときにも内部洗浄を行いましたが、電源を切るときも内部洗浄を行います。
電源を入れたときと同様、内部を洗浄したあとのお湯が出てくるので、そのお湯を受けるためのグラスを置いてから電源を切りましょう。
全自動だからといって、全く掃除しなくていいわけではない
マグニフィカSは「全自動」エスプレッソマシンですが、全く掃除しなくていいわけではありません。
月1回推奨の抽出ユニットの掃除の他にも、お手入れが必要な部分があります。
ほとんどがささっとの水洗いで終わりますが、全部で4箇所ありました。
コーヒー豆のカス受け
エスプレッソを抽出したあとのコーヒー豆はトレイを引き出したところにたまります。
少し水分が残った状態で落ちてくるので、僕は掃除しやすいようにキッチンペーパーを引いています。おすすめ。
給水タンク
本体の右側にセットする給水タンクも全く掃除しないってわけにはいかないでしょう。
でも入れるのはただの水なので、スポンジでささっと洗えば十分かなと思います。
豆ホッパー
上部にある、コーヒー豆を入れるところです。
コーヒー豆を入れるだけなので、汚れるところではありません。残ったコーヒー豆をウェットシートで軽く拭き取ればOKでしょう。
本体下部のトレイ
内部洗浄の時に少しだけ、本体下部のトレイにも水がたまります。
本当に少しの量なので、気づいたら蒸発してるほどですが。
自宅でラテアートをしてみる
ラテアート用のピッチャーとカップを買った
マグカップは底が平らなのでミルクの対流が起きづらいらしく、ラテアート用のカップを買いました。
ラトルウェアの8ozのカップを選んだのですが、あんまり安くはなかったですね…
ミルクを温めるためのピッチャーはラトルウェアの12ozを選びました。
フローサーを取り外す
フローサーを付けた状態だと泡が多すぎてカプチーノになってしまうらしいので、僕はフローサーは外してスチームしています。
今のところノズルが圧力に負けて外れてしまったことはありませんが、公式推奨の使い方ではないのであしからず。
スチームでミルクを温める
スチームボタンを押すと点滅が始まり、準備時間になります。数秒待つと点灯に変わるので、これがスチームOKのサインです。
ミルクが入ったジャグにノズルを少し入れてから左上のつまみをひねります。
シューッとスチームが出てくるので、ミルクがいい感じに斜め回転で対流するように角度を調節します。
ラテアートは練習中です。ミルクへ空気の入れ具合が難しいですね。もこもこすぎたり、ゆるゆるすぎたり。カフェラテの味はおいしいんですけどね…
カフェラテ1杯いくらか計算してみた
カフェでテイクアウトするよりもどれくらい安くなるのかは、気になるところだと思いますので計算してみました。
もちろん牛乳やコーヒー豆の値段はピンキリなので、今回は僕の場合をあてはめてみます。
スタバのショートが240mlらしいので、比較しやすいように240mlのカフェラテを作ると仮定しましょう。
コーヒー豆代
人気なコーヒー豆の「東京コーヒー」や「ブルーボトルコーヒー」は200gで1,500円くらいです。
特に「ブルーボトルコーヒー」のコーヒー豆はおすすめです。豆を挽いたときはキッチンがいい香りで癒やされますし、もちろん味もおいしいです。
開けるのにハサミがいらない&チャックが付いているので、しっかりユーザー目線で考えられていることが分かります。
エスプレッソ1杯落とすのに10g (僕は濃いめが好き)必要だとすると、1杯に必要なコーヒー豆代は
1,500÷200×10=75円です。
牛乳代
1リットル200円の牛乳を使ったとして、エスプレッソで40ml抽出される設定(デフォルト)とすると、1杯に必要な牛乳は200mlなので、
200÷1000×200=40円です。
つまり合計すると、1杯115円です。
スタバのカフェラテのショートが340円なので、1/3くらいってところですかね。もう少し安い豆、牛乳を使えばもっと安くもできるでしょう。
ここまでコスト計算しましたが、家でカフェラテやコーヒーを自分が選んだ豆で好きなときに楽しめるのはプライスレスだとは思います。
ちなみに、豆量もエスプレッソ抽出量もお好みで設定できます。
しいて気になる点をあげるとするなら
洗浄のような面倒なメンテナンスもなくおいしいカフェラテが飲めているので、とても満足しているのですが、辛口な僕は少し気になる点もあります。
逆に言えば、下の3つくらいしか不満はありません。
豆を挽くときの音が大きい
仕方がないことだとは思いますが、豆を挽くときの音は大きいです。僕は一人暮らし用の物件に住んでいるので、となりの部屋に響いていないか気になるレベルです。
とはいっても、1ヶ月以上使っていて僕がうるさいと隣人から言われたことはないので、それほど響く音ではないのかもしれません。
他人の騒音(僕に当てはまらない時間帯や音の種類)については、たまにポストに「こういう音に対して苦情があるから騒音に気をつけてね」という内容の紙が入っているので、完全に防音できている物件というわけではなさそうなんですけどね。
まあ、音が響きやすい夜中に豆を挽くのは控えたほうが無難でしょう。
設置スペースが必要
外形の寸法はW238×D430×H350mmで、どこでも置けるとは言えない大きさです。
キッチンのスペースに余裕がある人は少ないと思うので、設置できるか確認が必要です。
「水がたりない」サインが早い
この不満点は上の2点と比べると簡単に改良できると思うのですが、「まだ水の量は十分足りるでしょ?」って量でも「水が足りませんサイン」が点灯します。
他にも「コーヒーかすがいっぱいだよサイン」や「トレイが最後まで閉まってないよサイン」もあります。
これらのランプが点灯しているときは操作不能になります。ゴリ押すことができないので素直に従うしかありません。(何が問題かは光っているボタンを見ればすぐ分かります)
ちゃんと安全機能が働いているとも言えますが、水がたりないサインはもう少し先でも大丈夫でしょとは思っています。僕がチビチビしか水を入れないのが原因ではあるんですけどね。
ゆるふわなまとめ
買ってよかったなーって気持ちを書いていたら、5,000字を超えるボリュームになってしまいました笑
僕はインスタントコーヒーを淹れる習慣がないので分からないのですが、「やっぱり豆から淹れるコーヒーはおいしいわ!」ってレビューも多く見かけました。
おいしいコーヒーやカフェラテを家で楽しみたいって人はきっと満足できると思います。
おわり