こんにちは、アズキです。
今回は、売れているCPUクーラー「虎徹Mark II」を購入したので取り付けレビューしていきます。
換装する理由は、BTOパソコンにデフォルトで付属していたIntelのリテールCPUクーラーがうるさかったからです。
もくじ
IntelのリテールCPUクーラーがうるさい
僕は1年前ツクモで購入したPCを使って普段サイトを見たり、YouTubeを見たり、このブログを書いたりしています。
【HDDからSSDへ完全移行】ツクモのBTOパソコンを購入レビュー(注文編)
この外出自粛モードでPCゲームもしたくなったので、デュアルディスプレイ化して、グラフィックボード(通称グラボ)も取り付けました。
【34インチ ウルトラワイドモニター】FLEXIMOUNTSのモニターアームでデュアルディスプレイ環境にした。「LG 27EA430V-B 縦置きレビュー」
【増設・購入レビュー】自作PC初心者がPalit製グラフィックボード「GTX 1660 super」を取り付けた。【FF15ベンチマーク】
なんですが、最近PCから聞こえる音が気になるようになりました。いつからなのかは覚えていないくらいの音の小ささで、エアコンをつけていれば聞こえないほどです。
PCケースを開けて耳を近づけてみると、音はどうやらCPUクーラーから聞こえるよう…
PCの電源設定をパッシブに変更したりしたのですが、音の大きさは変わらず…
検索してみると「IntelのリテールCPUクーラーはうるさい」と評判(?)だったので、CPUクーラーごと変えよう!と思い立ったわけです。
人気CPUクーラー「虎徹Mark II」を選んだ理由
ファンが120mmで大きい
IntelのリテールCPUクーラーのファンは85mmですが、今回購入した虎徹Mark IIは120mmでかなり大きくなっています。
普通に考えるとファンが大きいほどうるさいように思えますが、音は回転数に大きく影響されるらしいです。
ファンが大きい→少ない回転数でCPUを冷やせる→音が静か
ということです。
もう少し価格が安い白虎とも迷ったのですが、このファンは92mm。今回の目的は静音性なので、少し価格は高くなりますがファンが大きいものを選びました。
せっかく新しくしたのに、ケチったせいでうるさいままだったら意味ないですからね。
まあ正直、虎徹Mark IIは人気で、Amazonランキングがダントツ1位だったってのはある。
IntelのリテールCPUクーラーを取り外す
CPUクーラーのピンをまわす
まず四隅の柱についているピンを矢印方向に回します。少し力を入れると、カクって感じで回転しました。
4つとも回したら、ピンを垂直上方向に引っ張りながら、CPUクーラー全体を持ち上げると取り外すことができます。
が、問題はここからでした。
CPUクーラーの電源ケーブルが抜けない!!
グラフィックボード取り付けのときに抜いたSATAケーブルとは大違いで、グリグリしただけでは抜ける雰囲気がありません。
上部にある電源ファンが邪魔で、直接ケーブルの根元を見ることができなかったので、めちゃくちゃ苦戦しました。
グリグリしていても埒が明かない感じだったので検索してみると、マザーボード側の爪で固定されているらしい…
というわけで、マイナスドライバーで爪を押し上げながら引っ張ってみると、ニブい音をたてながら抜けました。10分以上格闘していましたが、なんとかCPUクーラーの取り外しはクリア。
1年使っていたくらいじゃ、グリスは乾かないらしいですね。
「虎徹Mark II」はマザーボードの後ろにバックプレートを取り付ける必要があります。
なので下の写真のようにPCケースのフタを開けて、CPU部分が見えるタイプじゃない場合、マザーボードを取り外す必要があるので、要チェックです。
「虎徹Mark II」を取り付けていく
バックプレートを取り付け、固定
まず、マザーボードに裏にバックプレートを取り付けます。
ちゃんと説明書にも記載がありましたが、マザーボードの種類に応じてピンを差す位置を替える必要があるので確認しましょう。
僕のマザーボードの規格はLGA1151だったので、真ん中の位置に取り付けました。
バックプレートを取り付けると下の写真のようになります。
このままだと差し込んだだけなので、バックプレートが抜けてしまいます。
なのでマザーボードの表から4つのスペーサーを使って、バックプレートを固定します。
マウンティングプレートの取り付け
次にマウンティングプレートを取り付けます。
これもマザーボードの規格を確認して、真ん中に取り付けました。
ナットでマウンティングプレートを固定したあとは、グリスをCPUに塗りつけます。
CPUの真ん中にグリスを適当な量(なんて分かりませんが)をこんな感じで置きました。
僕はわざわざ伸ばさないほうが、ヒートシンクと接着できると思うのですがどうなんでしょう。
ヒートシンクの取り付け
ヒートシンクを取り付ける前にペリペリを剥がすのをお忘れなく。この部分からCPUの熱を吸収します。
ヒートシンクの金属の羽で手を切らないように注意しましょう。ほんとに切れ味がよいと思います()
このヒートシンクは左右非対称なので、取り付けの際は注意。
メモリ側にスペースがある向きが正しいです。このスペース部分に、後ほどファンを取り付けます。
逆側はかなり窮屈で、短い100均のプラスドライバーのせいで、ネジを閉めるのにかなり苦労しました。
このヒートシンクをマウンティングプレートに取り付けるネジは、かなり固いので覚悟してください。ネジ穴に押さえつけながらでないと、ネジが空転してしまうほどでした。
次のファンを取り付ける作業が、詰んだかと思うほどに最難関の作業でした…
ファンを取り付けようとしたら…
最後の仕上げ、ファンを取り付けようとしたときに僕は気づきました。
「あれ、電源コネクタの部分に手が入るスペースなくね?」と。
電源ケーブルを抜くことに四苦八苦したことは上述しましたが、電源ケーブルを差すことまで頭が回ってなかったので、先にヒートシンクを取り付けてしまったのです。
やわらかいケーブルをコネクタの位置に合わせながら、マイナスドライバーで押し込むことの繰り返し。(20分くらい格闘した…)
コネクタにはまった感触の瞬間、マイナスドライバーで押し込み、なんとか電源ケーブルの差し込みを完了。
スペースに余裕がないPCケースに虎徹Mark IIを取り付ける場合は、作業順番に気をつけましょう。下手するとヒートシンクを1回取り外さないといけなくなります。グリスの塗り直しとか絶対イヤですよね。
ファンを取り付ける
針金みたいなものを2本引っ掛けたファンをヒートシンクに取り付けます。
イメージは緑の矢印のように、ヒートシンクの羽部分に外から被せる感じです。
この作業もグラフィックボードと針金が干渉したので、1回グラボの取り外しを考えましたが、なんとか引っ掛けることができました。この部分のスペースもほとんどありません。
PCケースが大きくないと、虎徹Mark IIの取り付けはギリギリの戦いになります笑
ファンを取り付けて、PCケースを立てるとこんな感じ。ゲーミングPCって感じですね!!
ケーブルをつなぎ電源を接続すると、無事にファンが回転しはじめました。
元のリテールCPUクーラーと比較してみると、大きさが全然違いました。二回りは違います。
CPU付属クーラーはもともとついている最低限のファンって立ち位置ですもんね。
虎徹Mark IIは静音性バツグンでした
虎徹Mark IIを買った理由の音ですが、めちゃ静かになりました。
不快な高音域がなくなった感じでしょうか。以前は「ウィーーン↗」って感じで、今は「ブーーン→」って感じです。
大きな変化としては、音の高低の変化がなくなりました。以前はファンの回転数が変化したことが分かるほど、音がよく変化していたので余計に気になったのですが、今は安定しています。
回転数が上がっても音が変わらないのか、そもそも回転数を上げなくても冷やせているからなのかは分かりませんが、騒音は改善しました。
CPUクーラーの本来の役割、負荷をかけたときCPUの温度は上がらないのかという点では、FF15ベンチマーク測定時でも60℃台で収まっていたので、問題なく使えそうです。
ゆるふわなまとめ
IntelのリテールCPUクーラーから虎徹Mark IIに換装したら、めちゃくちゃ静かになりました。
音楽もエアコンもつけていない状態の部屋でも、PCの音は気にならないので快適です。
CPU付属クーラーを使い続けていて、「PCの音がうるさくて気になる!」って方は買い替えを検討してみるのもアリです。
おわり