午後選択問題でマネジメント系は避けろ!【令和5年度春期応用情報技術者試験リベンジ合格体験記】

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こんにちは、アズキです。

2023年4月16日に応用情報技術者試験(略称AP)を受けてきて合格(午前も午後も70%程度)したので、体験記とともに所感を残しておきます。

基本情報技術者試験(略称FE)は社会人になったときに受かっていますが、数年前なので今回改めて午前対策しました。

【基本情報技術者試験】非情報系の僕がおそらくギリギリ合格したのでレポする 1 of 2

ちなみに僕は前回令和4年度秋期は午後40%台で落ちているので、地頭で受かったタイプではなく、しっかり午後対策をして受かったタイプです。

勉強方法

午前対策

基本情報技術者試験に合格しているため、知識の基礎はありましたが辞書的な意味合いで「キタミ式」を購入しました。

 

イラストで説明されているのでイメージで理解できました。紙だと分厚いのでKindleなどの電子書籍で購入し、外出先などいつでも見返すことができるようにしておくのがオススメです。

午前対策は基本的にはひたすら過去問演習です。(午後対策もだけど)

IPAを受ける人の99.9%は利用しているであろう「応用情報技術者試験ドットコム」に僕もお世話になりました。

応用情報技術者試験ドットコム

スキマ時間を活用して周回していました。具体的には直近10回分(直近2回分から出題はないという慣習にならい、それらは除く)の繰り返しです。

解説も丁寧なので、午前の演習はこのサイトで十分かと思います。

午後対策

前回落ちたときは午後対策をまったくしていなかったので、今回は本を買ってしっかり演習しました。

使用したテキストは午後対策の定番「午後問題の重点対策」です。

 

本番では午後は1題30分でじっくり解いていく必要があるため、こちらは紙媒体を買って机に座って取り組むのがオススメです。

「午後問題の重点対策」は「ここの記載がヒントになっていて~」など思考プロセスを解説してくれるため、記述式の午後対策にしっかり備えることができました。

得点率40%台から今回70%台へUPできたのも、この本の演習で出題傾向やクセのある記述解答に慣れることができたからだと思っています。

各大問で5題くらい過去問題が収録されているので、他の参考書より内容量が多めなのも良い点です。

午後問題の取捨選択が最重要課題

午後選択問題はマネジメント系ではなくテクノロジ系がオススメ

巷ではよく「非情報系は午後選択でマネジメント系を選ぶべし!」と言われていますが、僕は反対です。

まず午後の大問は全部で11問あり、「テクノロジ」「ストラテジ」「マネジメント」の3種類あります。

この中から必須解答の問1を除き、4問選択する必要があります。

問題番号 出題分野 系統 僕のオススメ度合い
問1 情報セキュリティ テクノロジ 選択必須
問2 経営戦略 ストラテジ 会計財務関連じゃなければ◯
問3 プログラミング テクノロジ 経験あれば◯、なければ✕
問4 システムアーキテクチャ テクノロジ
問5 ネットワーク テクノロジ 経験あれば◯、なければ✕
問6 データベース テクノロジ 経験あれば◯、なければ✕
問7 組込みシステム開発 テクノロジ
問8 情報システム開発 テクノロジ
問9 プロジェクトマネジメント マネジメント
問10 サービスマネジメント マネジメント
問11 システム監査 マネジメント

 

前回僕は午後対策に時間を割かなかったので、なんの考えもなしにいわゆる文系セット「問2、9、10、11」を選択して撃沈しました。

マネジメント系のうち、特に「問9 プロジェクトマネジメント」と「問10 サービスマネジメント」は文章が長く情報量が多いため、シンプルに難しいと感じました。たしかに国語問題かもしれないですが、けっして易しいという意味ではないので要注意です。

「私は非情報系だから国語力で勝負できるマネジメント系を選ぼう」という安易な考えでテクノロジ系を避けてマネジメント系を選ぶのは危険で、自ら難しい道を選んでいると言っても過言ではありません。

そもそも午前試験をパスできる知識、計算力があれば、テクノロジ系は怖くありません。むしろ答えが数値の場合、解答が1つなので迷うことがないのがメリットです。

会社の同期と応用情報について話していても「テクノロジ系のほうが実際かんたん」って聞きますし、国語力、つまり思考力や地頭が良い人はマネジメント系を選択して”も”受かるパターンが多いんじゃないかなと僕は推察しています。

僕は普段の仕事でプログラミングもNWもDBも触れないので、テクノロジ系の「システムアーキテクチャ」「組み込みシステム開発」「情報システム開発」から2~3個選ぶという戦略でしたが、もちろん普段触れる分野があればそれを選択するのは全然ありです。

当日の僕の戦略

僕の戦略は「経営戦略」「システムアーキテクチャ」「組込みシステム開発」「情報システム開発」「システム監査」を勉強しておいて、そこから当日解いてみて4個選ぶというものでした。

「経営戦略」は財務諸表など会計財務関連について出題されるときがあり、知識がないとどうしようもない問題もあるので、実際解いてみて選択有無を判断しようと考えていました。

「システム監査」はマネジメント系なのですが、問題数が比較的少なく、時間もそんなにかからず簡単な傾向があるので候補に入れていました。

「システムアーキテクチャ」「組込みシステム開発」「情報システム開発」はテクノロジ系で図や表が出てくるので、一瞬「難しそう…」と思っちゃうんですけど、文章を順に読んで図に当てはめていくだけでなんの知識も必要なく解けちゃうことは多いです。

ここまで読んでくれてもまだ「いやいや、それでもテクノロジ系は無理だよぉ、、システム開発なんて名前で難しそぅ、、ぴえん」という人は、今回の令和5年度春期「問7 組込みシステム開発」の設問3を実際に解いてみてください。まじで文章を図に書き込んでいくだけです。

ゆるふわなまとめ

応用情報技術者試験は午後の選択問題をどうするかが9割だと思います。特に午前対策を完了している人は。

本番解いていくときの心得としては、大問の1問目がチンプンカンプンでも、以降の問はまったく1問目と関係なくて文章を読めばわかることが多々あるので、1問目でつまずいても諦めず次の問に取り組むことが大切です。

試験当日は顔写真と筆記用具と時計を忘れずに。健闘を祈ります。

おわり