こんにちは、アズキです。
僕は社会人2年目になりました。
といっても、研修期間は実質遊びみたいなものなので、部署配属されてからはまだ10ヶ月ほどしか経っていませんが。
早く1年目が入ってこないか待ちに待っています。フレッシュな1年目と出会えるのが楽しみです。部署内の雑用から早く抜け出したい。
さて、今回は社会人(サラリーマン)1年目を終えて思うことを書いていきます。僕は大手企業に勤めているので、部署ごとに文化がめちゃくちゃ異なります。
「この会社だから」というよりは「この部署だから」抱いた感想です。
もくじ
思ってたより良かったところ
まずはよい知らせ、社会人になって思ってたより良かったことを書きます。
もらえる有給休暇の日数が意外と多い
いわゆる大手企業だと、どこも有給休暇の付与日数は年間20日くらいだと思います。
年間20日は感覚的になかなか多いです。月で換算すると2日弱なので、月に2週ほどは週4勤務で済みます。
もちろん、忙しいときは休みづらい(あくまで雰囲気的に。僕は1回も「その日休むのはダメだ」と言われたことはない)ので、有給休暇は取れるときに取っておいたほうがいいと感じています。
1年目だと、今が忙しい時期なのか分かりづらいのが難しいところですが。
2年目はがんがん有給休暇を使っていきたいと思います。
飲み会の頻度は少ない
僕の部署はそんなに飲み会の頻度は高くなかったです。
僕は飲み会があんまり、というかかなり好きではないので頻度が少なくてうれしい。
「毎週のように部署、お客様と飲み会がある…」って話をネットで頻繁に聞いていたので恐れていたんですけどね。
飲み会こそ先輩社員やお客様とのコネを作るチャンス!参加するべき!という意見も理解はできるんですけど、その時間分のメリットを得られる気がしないです。
僕の部署での飲み会が少ないのは、みんな業務が忙しいという理由もあると思っています()
無茶なことを言う上司はいない
僕が配属された部署には、無茶なことを言う上司はいないです。本当に良かった。
特に大手企業は「上司ガチャ」と「部署ガチャ」で勝たないといけません。
理系就職だと就活の面接の時点でどの部門に配属になるか決まる会社もチラホラありましたが、文系就職の場合はほとんどないと思います。
【内定者が主観で語る】理系の大学院生が研究開発職(メーカー)ではなく、専門ではない文系職(IT)を選んだ理由
僕は文系就職を選んだのであらかじめ配属部署が決まることはなく、辞令の瞬間は本当にドキドキしました。
もし地方の田舎配属だったら早くも転職活動かな…とも考えていたので。
ちなみに、ホワイトな部署を狙うために、入社後の適性検査の性格診断では「精神力よわよわです~」という回答をするコツ?があります。
就職活動用の「私はどこでもやっていけるぜ!」的な回答をすると、激務部署に配属されるかもということですね。
思ってたより悪かったところ
次に、社会人になって思ってたより悪かったことを書きます。良い点は3つでしたが、悪い点は果たしてどれだけあるのか…
残業が多い
僕が思っていたより残業が多かったです。
- 理想→月残業10h以内。
- 現実→月残業20h~40h。
月40hのときはけっこうキツかったです。それでも土日休みは守られていたのが救いでした。
同期の話を聞いていると、業務の忙しさは部署によってめちゃくちゃ違います。毎月60hを超える同期もいるし、10h以下で定時になったら速攻帰宅している同期もいます。
残業して稼ぎたい!成長したい!って人がいるのは理解できるので、配属を希望残業時間で振り分けてほしいですね…
残業は命削っている感じが半端ないです…
社内システムが異常に使いにくい
勤怠を管理するためだったり、決裁を取るために社内のシステムを利用しないといけませんが、これがとてもとても使いにくい。
どこをクリックしたら何が出てくるか、どこが入力必須なのか分かりにくく、慣れるまで時間がかかります。
もちろんマニュアルはあるので、それを読むことで何とか解読しながら入力していくのですが…
そもそもマニュアルを読まないと操作できないシステムを作るなと思うのは僕だけなんでしょうか。
メルカリやLINEはマニュアルなんて読まなくても使えますよね?
セットアップもマニュアルがないと無理で、アップデートも手作業…いやいや自動、もしくはワンクリックで済むようにしてくれと思います。
案件内容で上手くいかないならまだしも、全く利益に関係ない部分に稼働がかかるのはイライラします。
マニュアルに従っているのにエラーが取れないときは、台パンしそうになりました()
飲み会の幹事などの雑用が面倒
良い点のところで飲み会が少ないと書いたんですが、ゼロではありません。
僕の部署では、その場の会計は一旦僕が全部払って、後日回収というスタイルなのですが、この後日の回収が本当に厄介です。
ひとりひとりに「先日の飲み会代いくらなんですけど~」と回らないといけません。何かの罰ゲームかと思いますよね?
また、僕は1年目なんてできることは少ないと思っていたので、残業もそれほどないと思っていました。意識が低い僕、さすがです。
ですが現実は非情でした。
めちゃくちゃありました、雑用が。
その部署内の雑用、セキュリティ対応や飲み会幹事はキホン下っ端1年目のタスクになります。
その雑用を単金が高い正社員(僕)にやらせるのってお金があるんだかないんだか…
電話取りで集中が途切れる
基本的には、一番下っ端の僕が部署の代表番号にかかってきた電話を取ります。
もし呼び出し先が外出中のときは、「折り返しお願いします」とメールや電話で取り次ぎます。
面倒なことに、個人の携帯番号を知っていても、部署の代表番号にかけるという謎のマナーが存在します。
私「~~は不在ですが、~」
お客様「そしたら直接携帯にかけさせていただきますね~」
「いや、最初っから直接かけてくれればよいのでは??」と思いますよね?
先輩社員に聞いて初めて、直接個人に電話をかけるのはマナー違反と知りました。合理的な理由はよく分かりませんが。
集中力が途切れていいことがないので、テレワークすることで回避したいです。
裁量がない
新人1年目で裁量がないのは当然とも思いますが、僕が疑問に思うのは、何かしら「もの」を買うためにいちいち管理職まで決裁を取らないといけないことです。
管理職の決裁がないと、消しゴム1個すら買うこともできません。
細かなとこでいちいち決裁を取るための稼働が必要になります。
1万円以下とかなら役職有りの決裁で十分じゃないですかね?
それに、いちいち上司の決裁が必要となると、当事者意識を持つことが難しくなるのではないかと思います。
行き交うメールの量が多い
行き来するメールの量がえぐいです。
全員先輩なのでニュアンスにめちゃ気を使う→1通送るのに時間がかかる→本来の仕事が進まない
雑用っぽいタスク関連のccに、なーぜか僕が入っていて、なーぜか僕がやることになることも多々ありました。
まあ1年目だからですね()
余談かもしれませんが、「お」で「お疲れ様です。」、「よ」で「よろしくお願いします。」等、1日100回くらい入力するものは単語登録しておくのは必須です。
社内説明が大変
僕はまだ社内説明をガッツリやったことはありませんが、お客様へのプレゼンより社内説明が大変というのは先輩社員からよく聞きます。
社内説明というのは、「この案件に取り組めばこれくらいの収支が見込まれる。こういうリスクがあるが、こう対応する、こうリスクヘッジをするので大丈夫だ。だから契約だったり開発させてくれ。」と偉い人の決裁を得るためにする説明です。
大きい案件ほど、偉い人の決裁が必要になります。
より広い視野の観点で意見をもらうことは大切だとは思いますが、社内決定に稼働がかかりすぎるのはよくないですよね。
学生のほうが大変だと思うこともある
「社会人は大変、学生時代のほうが楽だった」とよく聞きますが、僕は学生時代のほうが大変だと思います。大変という意味にもいろいろありますが。
学生時代の結果はダイレクトに自分の人生に関係する
学生時代の結果のほうが、サラリーマン時代の結果よりダイレクトに人生を左右すると思います。
高校・大学受験は受かるか落ちるかで通う学校が変わりますし、単位は取れるか取れないかで留年するかが決まります。
また、就活で行きたい会社に内定取れるか取れないかもまた然り。
はい、それではサラリーマンの場合を考えてみましょう。
あなたは仕事ができないです、あなたが困るか…これが困らないんですよね。困るのは経営者です。
良くも悪くも、雇われている側の賃金はそれほど成果に左右されません。
学生とサラリーマンの違いは、高校野球の甲子園とプロの違いに似ているかも。甲子園は一発勝負、プロは長期的にほどほど結果を出せばいいのです。
研究室より休みの日数が多い
サラリーマンは昨年までいた研究室より休みの日数が多いです。
労働者の権利としてサラリーマンには有給休暇が付与されますが、研究室に有給休暇なんてないですからね笑
通う日数は明らかに社会人のほうが少ないです。ブラックな研究室な場合、下手したら社会人より研究している時間のほうが全然多いかもしれませんね。
そもそも海外では一般的に、マスターはお給料をもらって研究するらしいです。世界共通のマスターなのに、何で日本のマスターはこんなに海外と違うんでしょう。無能だからでしょうか?
1年前の自分にアドバイスするなら
愚痴ばっかりでは学びがないので、少しだけ反省点を振り返ります。
メモはノートじゃなくPCでメモる
1年目で学ぶことの中に、メモを取って覚えておくべきことはたくさんあると思います。
そのときはノートに書くのではなく、データで残しましょう。
後で忘れたときに検索できるようにメモ帳機能ではなく、エクセルやワードでメモを残してください。
ちなみに、僕は最初持ち運びが便利なノートに書いていたので、時間を作ってエクセルに書き直しました。二度手間でした。
意図と目的を意識する
タスクには必ず目的があるので、その目的やなぜその目的があるのかという背景だったり意図だったりを意識しましょう。
って言葉で言うのは簡単ですが、実践するのはすごく難しいです。
意図を理解せず言われるがままタスクをこなしても、目的を満たす成果物を作ることはできません。
タスクを振られたとき、背景や目的を明確にするためにしつこいくらい聞いてください。
「それってこういうことですか?」と何回も聞いて確認することで、相手が説明に面倒になって「じゃあ自分でやるわ」となることが、あったりなかったり。(小声)
社会人1年目は「メンタル病まなかったら100点」
よく野球のピッチャーも言いますよね、「ローテーションを守る」って。それです、それ!僕が言いたいのはそれ!
環境が大きく変わるなかで、体調を崩さずに、自分のできることができればオールオッケーです。できることしかできません。
メンタルが病みかけたら、自分を俯瞰してみてください。目の前の仕事がたとえ上手くいかなくても、あなた自身が困ることはよく考えてみると少ないはずです。
ゆるふわなまとめ
いろいろ書いていたら4,000字を超えてしまいました。このブログとしては長編です笑
おわり