独身一人暮らし男子が食器洗い乾燥機を購入したのでレビューする。【パナソニック プチ食洗 NP-TCM4-W】

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こんにちは、アズキです。

時間を生むための家電として買ってよかったと名高い「食洗機」を先日僕も購入したのでレビューします。

ただ、食洗機というのは購入する前にチェックしなくてはいけないポイントがいくつかあり、なかなかハードルが高い場合もありました。僕は独身一人暮らしをしていて、キッチンも広くありません。

食洗機は僕にとって安い買い物ではないので、分岐水栓の取り付けも自力でやったのですが、なかなか大変でした…

置くためのスペースを確保する

まず、第一のハードルが食洗機を置くスペースがあるかです。

ドアを開けたときのサイズも忘れず測りましょう。僕が買った「NP-TCM4」は前ドアタイプなので、ドアの前に意外とスペースが必要でした。というか本当にギリギリでした笑

本体外形寸法 <>はドア開放時:幅470×奥行300<598>×高さ460<467>mm

僕が住んでいる物件は都内一人暮らし用なので、当然キッチンは広くありません。

なので、パナソニックが販売している「食器洗い機専用の置台」を買いました。ようは「公式」が販売しているものです。

脚は片側にしか無いタイプです。台と脚は別売りなので、設置スペースに合わせた脚を買いましょう。80~120mm、120~190mm、190~300mmの3サイズあります。

ちなみに、台の脚の端から台の端までは3cmくらいで、台の脚の中心から台の端までは4cmくらいでした。食洗機が置けるのか、この数センチにかかっている方もいると思うので記載しておきます笑

排水ホースを固定するためのマグネット

排水ホースを固定するための吸盤が付属するのですが、すぐにシンクから取れてしまうので使い物になりませんでした。

代替品を探してみたところオススメできるものを見つけたので紹介します。マグネットのフックです。

Lサイズがピッタリでした。排水時にずれて落ちてしまうこともなく、小さくてコンパクトなのでベストだと思います。

分岐水栓を自分で取り付けた

食洗機の取り付けには「分岐水栓」を水道に付ける必要があります。

この分岐水栓がクセモノで、各家庭の水道に応じて対応する分岐水栓が異なるので、どの分岐水栓を用意するべきか調べる必要があります。

さらにこの分岐水栓は1万円を超えるものがほとんどなので、元々キッチンに分岐水栓が用意されていない場合、予算として食洗機代+1万円はみておいたほうがいいと思います。

MEMO

分岐水栓を取り付けず、下のような「三方コネクタ」を付けることで水道の蛇口部分から分岐させることも可能ではあるようです。

この方法のほうが分岐水栓より格段に安くなるので僕も調べてみましたが、僕の家の水道には取り付けできなかったので、泣く泣く分岐水栓を購入したという経緯があります。(水道メーカーに電話して確認してみましたが無理と言われました…)

まあ、キッチンの見栄えが悪くならずにすんだと考えています、、

水道の型番が分かれば、買うべき分岐水栓の型番はわかります。パナソニックのHPからも分かるのですが、僕は念のために水道のメーカーにも確認しました。間違った分岐水栓を買ってしまうと1万円以上無駄になってしまうので。

僕は水道業者に来てもらう工事費用をケチって、自分で分岐水栓を購入して取り付けたのですが、

とても、とても大変でした、、、

作業自体は難しくないのですが、ネジを回す箇所が全部かなり固かったので、ネジ穴を壊さないように回すのに苦労しました。ここ数年で1番大変な作業だったかもしれません。

途中、ネジが回らなくて、あきらめて業者を呼ぶか本当に迷いました。作業をミスったら水びだしなんてリスクもあります。でも、分岐水栓取り付けの器具も買ってしまっていたし…もう少し頑張ってみるか…で、なんとかやり遂げました。

注意

シンク下の水道の元栓を閉めてから取り付け作業に取りかかりましょう。

このカートリッジを取り出すために、口径が大きくても挟めるモーターレンチを買いました。

水道の根本を器具で抑えながら作業します。ここが緩むと水漏れします。おそろしい…

ちなみに、分岐水栓はお湯が出るほう(ふつうは下の写真のように向かって左側)に付けるのがオススメです。お湯を食洗機に送れるので、洗う時間が短くなるみたいです。

分岐水栓取り付け完了。

また同じ作業をやれと言われたら、業者に頼むと思います。自分でやったほうがもちろん工事費分は節約できますが、それくらいは大変でした笑 覚悟は必要です。

実際に使ってみての感想

お米などこびりついていない限りはきれいになる

食器洗い乾燥機は、①一般的に洗うお湯の温度より高温で洗う、②手で洗わないので強力な洗剤を使えるという2点のメリットがあります。

①手洗いは30℃ほどに対して、食洗機は70℃ほどです。豚や牛の脂が溶ける温度は50℃ほどなので、手洗い時と洗い上がりに差が出るんですね。

②手洗い用の洗剤は手が荒れない程度の洗浄力に調整していますが、食洗機用の洗剤は弱アルカリ性であることが多く、強い洗浄力を実現できます。

と、理屈を書いてみましたが、乾いたお米や食べ物がこびりついている場合はさすがに水圧だけでは無理なようです。

さて、実際に洗ってみて検証してみます。

僕は3合焚きの炊飯器を使っているのですが、すっぽり入ったので食洗機で洗ってみました。

こんな感じで水につけておいたおかげか、これが…

こうです!!

想像以上にきれいに洗えていました。おそるべき高温&洗浄力の強い洗剤、、

炊飯器の釜は重いので洗うたびに辟易していたのですが、きれいに落ちてくれました。食洗機様様ですね。

ちなみに、僕が使っている食洗機用の洗剤は「ジョイ ジェルタブ」です。固形になっているので食洗機の中にポトッと入れるだけなので、計測する必要がなく扱いやすいです。

手が荒れない、シンクが汚れないのは最高of最高

食器を洗う時間を別の好きなことに使えるのはもちろん嬉しいのですが、僕は一人暮らしなのでそこまで洗い物が多くないです。なので、食洗機がなくても洗い物の時間は1回で多くても20分くらいでしょうか。

僕が食洗機を買って特に嬉しかったのは、「水に触れなくていい」ってことと「シンクの後始末がなくなる」ことです。

特に最近寒くなってきたので、水に触れるのも嫌ですよね。さらに洗剤を使うので手がカサカサになる原因になります。

水が嫌なら手袋すれば?ってツッコミはあると思うのですが、「シンクを拭く必要がなくなる」は手袋をしただけでは解決できません。

手袋をして皿洗いをしても、どうしてもキッチン周りに水が飛んでしまうので、皿洗いをした後、拭かないとサビの原因になってしまいます。

皿洗いした後の拭き掃除が僕は嫌でした。食洗機で洗えば排水ホースのおかげでシンクの中で収まります。「スイッチを押せば、シンクの後始末まで完結する」のが食洗機でした。

食べ物の残りは食洗機のフィルターに溜まるので、シンクの排水溝は詰まりにくくなります。

食べ物の残りはこの小さいスペース↓に集まるのですが、取り外し可能なので、掃除も簡単でした。

食洗機の手前右にあります。

乾燥機能は9.5割乾くイメージ

少しの水滴はどうしても残ってしまうみたいです。

というのも、上面にくぼみがあるような食器はマグカップやお皿に多いと思います。そこに水たまりができてしまうせいで、完全には乾きません。

少しの水滴が残ってしまうくらいなので、ペーパータオルでひと拭きしてあげればOK。僕はそこまで気になりませんでした。

ゆるふわなまとめ

確かに食洗機は安い買い物ではないですが、家事をするために拘束される時間やストレスから開放されるので、買って後悔することはないでしょう。

水道の型番や設置スペースなど調べることには時間がかかってしまいましたが、それを超えるリターンは日々感じています。

おわり