大学生活6年間で読んだ中から「社会人になる前に」出会ってよかった本をおすすめする。

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こんにちは、アズキです。

僕は大学3年生まで本を積極的に読む習慣はありませんでした。小説はちょこちょこ読んでいたんですけどね。

2017年1月から積極的な読書をスタート。つまり2年間で53冊(小説、資格、マンガ除く)。だいたい1か月に2冊のペースでした。1ヶ月のノルマは決めず、自分が気になった本を読むスタイルです。

1か月に2冊が多いか少ないかは分かりませんが、大学生活6年間で読んだ53冊の中から「これは読んでよかった!」と思えた本を5冊紹介します。

なぜ5冊なのかというと、「これは読んでよかった!」と思えた本がたまたま5冊だったからです。別の言い方をすると、他の48冊とは別格だと感じた本です。

「大学生 おすすめ 本」で検索するとたくさんのブログが見つかります。

でも、ほとんどの記事が20冊とか30冊とかおすすめしていて、さすがに多すぎると思いました。というわけで、僕は厳選に厳選を重ねました。

甲乙つけられない、これだけは読んでほしい本

新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

知る人ぞ知る橘玲先生の著書です。
おすすめ本◯選!って書いてある記事で、橘玲先生の本がない人は信用しなくなりました。そのレベルでおすすめできる作家です。

本書では生涯における資産運用について書かれています。

「賃貸 or 持ち家」「生命保険」「税金」をどうとらえるべきか。日本で生きていく上で、一度は考える選択ではないでしょうか。何も考えずに「みんなそうしているから」で済ませていると、いつの間にかカモにされているかもしれません。これらの選択は動くお金の額が大きいので、慎重に判断したいところです。

他にも、市場の歪みや利権がどう働いているのか述べられています。資産運用に関する本はたくさんありますが、売る側(営業する側)の人間の思惑まで教えてくれる本はなかなかありません。

法律は自然発生するものではなく、人間が作ったものです。つまり誰かは得をするからその法律は作られたということです。社会のいたるところで利権が渦巻いていることに気づくでしょう。

アラフォー以降の人は読まないほうがいいかもしれません。これまでの人生でいろいろ損をしていることに気づいてしまうから。

損する結婚 儲かる離婚

さて、みなさんに質問です。

「結婚は何が保証される契約ですか?」

「愛」とかそんなような解答をした人いますか?大間違いです。紙切れ1枚を役所に提出しただけで、永遠の愛が保証されるほど人間の気持ちは単純ではないです。

正解は「お金」です。

離婚した場合(正確には離婚協議のほうが厄介なのですが…)のお金の動きが解説されています。慰謝料は大したことないのですが、婚姻費用が恐ろしいです。

日本では3組に1組が離婚しています。これは紛れもない事実です。知っていましたか?僕が初めて知ったときはかなり驚きました。なんとなく10組に1組くらいかなと想像していたからです。離婚は意外と自分に起こりうる話みたいです。

「まわりは普通に(何も考えずふんわり)結婚しているし、結婚って大した契約内容じゃないよな?」と安易に名前を書くのはおすすめできません。結婚はれっきとした契約で、給与差し押さえの強制執行が認められています。

まだ結婚したことがない人はもちろん、結婚している人も読んでおくべきです。もしものときの対応が大切だからです。特にお金を少しばかり稼いでいる人は。

「社会人になる前に」とタイトルに入れましたが、「結婚する前に」この本に出会えて本当によかったです。

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

良書とは常々聞いていましたが、値段が高くて買うことを足踏みしていた本です。迷いながらも読んでみた結果、もっと早く出会いたかったと思うほどでした。

タイトルの「影響力」と聞いても本の内容を推測できないと思いますが、人の行動原理を解説してくれている感じです。自分の思うように交渉を運ぶために有効なコツが書かれています。なのでアウトプットする場面としては、営業や恋愛が考えられるでしょう。

驚くべきことは、これらの交渉術が無意識に意思決定に影響していることですね。自分が交渉において譲歩してしまった体験を思い浮かべると、当てはまる事例がたくさんあり、それはなぜなのか言語化されています。

ウケる技術

”ウケ”というものを分類していて、笑いが起こる発言&行動が上手くパターン化されています。

詳しくは以下のエントリに書きましたが、女の子を笑わせたい人におすすめです。

【女子にウケるトーク】会話が弾むコツは「想像させること」

税金を払わずに生きてゆく逃税術

あなたはサラリーマンですか?もしサラリーマンなら、源泉徴収で何にどれくらい引かれているか把握できていますか?

月々の生活費の内訳を考えたとき、家賃や食費は思いつきますが税金も払っています。それも大きな割合を占めています。

本書はサラリーマンでもできる節税について書かれています。例えば医療費控除。通院のための交通費も対象って知っていましたか?市販薬も対象って知っていましたか?

あなたは知らない間に税金を払いすぎているかもしれません。

おしくもランクインを逃したけどおすすめの本

資産形成

「金持ち父さん 貧乏父さん」

具体的なお金持ちになる方法ではなく、マインドを学べます。

一言で言うなら「負債ではなく資産を買え」。もう少しくだいて言うと「あなたのポケットからお金を奪うものを買う前に、ポケットにお金を入れてくれるものを買え」ですかね。

 

お金は寝かせて増やしなさい

こちらの本は、マインドではなく具体案。投資信託に関してですね。

「月数千円から始める!」といったうたい文句の本がたくさんありますが、そんな少額で始めても種銭にはなりませんし、そもそも投資信託は100円から買えます。

本書には、投資信託を選ぶポイントやNISA制度についても書かれているので、初心者にはピッタリだと思います。僕は水瀬ケンイチさんの本を読んで投資信託を始めました。

僕はSBI証券といういわゆる「ネット証券」で口座を開設して運用しています。ネットで完結するのでゴミみたいな金融商品を営業されることがなく、無駄な時間をとられることもありません。

SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ

投資信託に関する本を数冊読むと、投資の才能がない場合「ドルコスト平均法でインデックス投資する」に尽きることが分かります。

価値観

「幸福の資本論」

またもや橘玲先生の著書です。同じ作家の本を入れるかどうか迷いましたが、おすすめなんだから仕方ないですね笑

本書では、幸福に生きるための土台設計を提案しています。金融資産、人的資本、社会資本という3つの資本に分けて解説しています。「幸福」と聞くと怪しいと感じるかもしれませんが、橘玲先生はきわめて現実主義です。

橘玲先生の著書を読んだことがない人は「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」か「幸福の資本論」を本屋さんでもいいので手にとってみてください。

生活

「世界一美しい食べ方のマナー」

きれいに食べるって難しいですよね。人と食事する場面はたくさんありますし、特に意識するのはデートのときだと思います。お互い見ますよね笑

本書は、いろんな食べ物に関して、どうしたらきれいに食べることができるかイラスト付きで説明しています。

イラストが女性なので、女性向きに書かれたのかもしれませんが「きれいに食べたい」人全員におすすめできます。

極めて実用的な内容なので、中途半端な自己啓発本を読むくらいなら「美しい食事の仕方」を学んだほうがいいのでは。

 

「予想どおりに不合理」

行動経済学に関する本です。「影響力の武器」とかぶる部分があることは否めないですが、きわめて良書だったので紹介します。

心理学や行動経済学に関する本を何冊か読みましたが、上記の2冊を読めば十分網羅されていると思います。どちらも少し厚いですが、読む価値はあります。

ゆるふわなまとめ

今回紹介した本たちは、どれもかなりおすすめです。

格段によかった本は53冊中5冊だったので、「出会えてよかったと思える本に出会える確率」は10%未満ということになります。まあ体感でもそのくらいでしょう。

普段まったく本を読まない人もいますが、自分の価値観だけでは限られた発想しか生まれません。本は他人の価値観に触れる機会を与えてくれます。

このエントリを読んで、これまで知らなかった価値観に出会えた人がいれば幸いです。

おわり