【令和4年度後期合格体験記】ビジネスキャリア検定(ビジキャリ)営業2級の勉強方法

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こんにちは、アズキです。

令和5年2月19日に実施された令和4年度後期ビジネスキャリア検定の営業2級を受けて合格しました。

これからビジネスキャリア検定を受けようとする人に向けて、僕の勉強方法を紹介します。

なにを隠そう、僕は以前1回落ちています。

1回目受験の際には2回分過去問を解いたのですが、ノー勉でも50%~60%程度だったので、このままでも受かるかもと思って受けたら数問足らず落ちました。(合格基準は60%)

というわけで、今回はリベンジです。ちゃんと勉強して無事受かりました。

過去問を公式HPからダウンロードしておこう

ビジネスキャリア検定の公式HPに「学習支援」ページがあり、そこに過去4回分(過去2年分)の過去問と解答をPDFファイルで公表してくれています。

ビジネス・キャリア検定「学習支援」HP

ただ解答のみで、なぜそれが正解かという説明はないです。なので後述する過去問の購入を強くオススメします。

過去問をHPに公表してくれているのはありがたいのですが、過去4回分しかリンクが貼られておらず、過去5回目になるとリンクが消えてしまいます。

ビジネスキャリア検定を受けると決めたときに即ダウンロードしておきましょう。

リンク先のURLを法則性を読み取ってちょこっと変えると、より以前の過去問へ飛べるかもしれないです。(小声)

公式過去問題集からそのまま出題される

公式が出している対策本は、標準テキストと過去問題集の2冊のみです。標準テキストが教科書みたいなもので、過去問題集には解説が付いています。

 

 

1回目落ちたときはノー勉だったのですが、今回は過去問題集を買って3級と2級どちらも解きました。(標準テキストは買わず)

1冊に3級と2級が100問ずつ収録されていますが、2級を受ける場合は3級を解く必要はなかったなと振り返って思います。

この過去問題集の購入をオススメする理由は、この過去問題集からそのまま問題が出題されるからです。

資格系の勉強は一にも二にも過去問を解くことが絶対的な対策なのですが、ビジネスキャリア検定は特に有効です。そのまま出るので笑

あと、過去問を解くと分かると思うんですけど、ビジネスキャリア検定の問題は運転免許試験のような日本語で騙してくるような問題もあります。

「○○の場合は~~です」が適切だと思って解答したら、「○○の場合の他にも□□の場合があるので不適」というような嫌らしい感じです。

このような日本語の問題にも過去問題集は「なぜ適切か、なぜ不適か」を解説してくれているので、問題文のクセになれるという意味でも過去問題集はオススメです。

ちなみに令和4年後期では、過去問題集からそのままの流用が5問もありました。全部で40問なので10%超えてます。

もちろん、過去問の解説で読んだ知識で即答できる問題はもっとたくさんありました。

過去問で10%も下駄履かせてくれるなんて太っ腹ですね。出題者のやる気は感じられないです()

休日に朝早く起きて交通費払って会場に行って複数回試験を受けるのはもったいないので、この過去問題集を使って1発で受かるのが1番楽です。

【営業2級】ビジネスキャリア検定の頻出問題をまとめた

ビジネスキャリア検定はそれほど体系的にまとまっていないこともあり、わからない単語をググっても欲しい解答が出てこないこともありました。

なので頻出問題を解くにあたり必要な知識をまとめたので、有効活用してください。

ビジネスキャリア検定(営業)の合格体験記をいろいろ読みましたが、このブログが1番有益な情報を記載している自負があります笑

損益分岐点売上

損益分岐点売上に関する問題が1番頻出だと思います。

利益 = 売上 ー 固定費 ー 変動費

変動費 = 売上 × 変動費率なので、これと利益=0を代入して整理したときの売上(=損益分岐点売上)は

損益分岐点売上 = 固定費 / (1 ー 変動費率)

となります。

この公式を忘れても上記の流れで導けば1分もかからないので、覚える必要はないっちゃないです。

また言葉の定義のみですが、以下も頻出なので覚えておきましょう。

  • 損益分岐点比率 = 損益分岐点売上 / 売上
  • 安全余裕率 = 1 ー 損益分岐点比率
  • 限界利益 = 売上 ー 変動費

「PPM分析」と「SWOT分析」

PPM分析

PPM分析(Product Portfolio Management)は、どの事業活動に投資をするのかを把握するときに役立つフレームワークです。

市場成長率と市場占有率の2軸を元にして4つに分類します。

問題によって縦軸と横軸が異なっているので、軸の名前をしっかり確認しましょう。

  • 花形:顧客動向に機敏に対応でき、自社シェアの確保や強化できるベテラン社員を配置する
  • 金のなる木:安定した営業活動ができる中堅社員を配置する
  • 問題児:シェア拡大など積極的な営業活動が必要なため、ベテラン社員を配置する
  • 負け犬:現状維持や人材育成の目的のために人材を配置する

SWOT分析

SWOT分析とは、マーケティング戦略立案において、初期段階の環境分析に使われることの多いフレームワークです。

どれが内部環境と外部環境なのか覚えておきましょう。

テリトリー設定の順番

営業テリトリーを設定するときの、順番の知識が高頻出ですので覚えておきましょう。

7個あり少し長いですが、ここは頑張って覚えてしまうことをオススメします。

手順1
自社の平均的テリトリー規模を決めておく
手順2
目標販売額達成に適切な範囲か検討し、重点テリトリーを画定
手順3
行政区分、交通路線、地形を参考にした地理的管理単位の選定
手順4
営業パーソンの販売機会や負荷について平等性のチェック
手順5
営業パーソンの訪問起点の選定
手順6
営業パーソンが効率的に巡回できるバランスを検討した近接管理単位の接合
手順7
顧客数や顧客の特性等、現実的に対応可能か販売テリトリーの比較チェック

既存顧客深耕

既存顧客深耕の選定ポイントも高頻出です。

重要既存顧客の選定ポイントは、

既存顧客の購買力に対して、自社の納入力が低い」顧客です。

ほぼ同じ意味ですが、「市場規模が大で、自社のマーケットシェアが低」も深耕ターゲットの最優先顧客です。

伸びしろがあるところを狙いましょうということですね。

4P分析と3C分析

4P分析

4P分析とは、自社の商品販売に関わる要素を4つに分類したマーケティング理論です。

構成要素は

  1. 商品(Product)
  2. 価格(Price)
  3. 流通(Place / ChannelPじゃないんかい
  4. 販促(Promotion)

3C分析

3C分析とは、マーケティング環境を分析するためのフレームワークです。

構成要素は

  1. 自社:Company
  2. 顧客、市場:Customer
  3. 競合:Competitor

「ABC分析」と「Jチャート分析」と「Zグラフ分析」

ABC分析

全体のなかで大きい割合を占める順に顧客を並べ、優先順位をつけて管理する分析手法です。

一般的には、A区分で80%未満、B区分で80%~90%未満、C区分で90%以上です。

Jチャート分析

4つの指標で総合的なランク付けをする分析手法で、優良顧客予備軍がわかります。

なぜJなのか、ちょっとググってみたけど謎でした。

Zグラフ分析

顧客の時系列データをグラフ化して急成長顧客を判別する分析手法です。

「月々の売上」、「売上累計」、「移動年計」の3 つのデータをそれぞれ折れ線グラフで表すため、グラフが「Z」のように現れます。

Zの上の横棒が移動年計で、ここが右肩上がりだと売上が伸びていることを意味します。

「仮差押え」と「仮処分」

「仮差押え」は、金銭債権について相手の財産を仮に差し押さえる手続きのことです。

「仮処分」は、金銭債権以外について現状を維持させる手続きのことです。

債権回収に関する問題で頻出なので、どっちがどっちか覚えておきましょう。

ゆるふわなまとめ

ビジネスキャリア検定はマイナーかつ出題者にやる気が感じられないので、勉強するモチベを保つのが大変でした。

こういう資格系は短期集中で取り組んだほうがいいですね。みなさんの健闘を祈ります。

おわり