ソニーのSRS-XB43を購入レビュー【重低音が響きわたる高音質ワイヤレススピーカー】

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こんにちは、アズキです。

僕は部屋にいるときはソニーのスピーカー「SRS-XB21」で音楽を聞いていました。

とてもコンパクトで音質についても普通に音楽を楽しめる、それでいて価格は1万円ほどとおすすめできるスピーカーです。ブログにレビューを残しています。

【予算1万円で買えるスピーカー】ソニーのSRS-XB21を購入レビュー。

なんですが、もうすぐソニーがポータブルスピーカーを新発売する(SRS-XB4◯のモデルは2年ぶり)と聞いて、今回「SRS-XB43」を予約購入したので感想を書きます。

SRS-XB21の音質に文句があったわけではないです。ただ、もっといい(もっと価格が高い)スピーカーはどんな感じなんだろうと気になってしまっただけです。

人間は欲深い生き物ですね、、

SONY SRS-XB43を選んだ理由

【2wayスピーカー】高音と低音で合わせて4つ付いている

うっすらスピーカーユニットが正面から見えます。

SRS-XB43が下位モデルのXB33やXB23と大きく違う点は、スピーカーユニットが4基あり、約61×68mm口径の超楕円形ウーファーと、直径約20mmのトゥイーターが搭載されています。

低音用スピーカーであるウーファーが2基、高音用スピーカーであるトゥイーター (ツイーター)が2基の計4基です。

MEMO

ウーファーの語源は大型犬の唸り声 (woofer)、トゥイーターの語源はみなさんご存知、小鳥のさえずり声 (tweeter)です。

全ての帯域を1つのスピーカーでまかなうフルレンジスピーカーに比べ、高音域と低音域でスピーカーを分割したほうが音の再現性に優れています。

低音については振幅が大きいので口径を大きくすることでひずみを少なく大音圧を確保して、高音については指向性が高い (直進性が強い)ので口径を小さくすることで点音源に近づけて全方向に放射されやすくします。

低音と高音で特性が異なるため、各スピーカーで役割分担したほうがよいということですね。

SRS-XB43でも理論どおり、ウーファーは大きく、トゥイーターは小さく設計されています。

底面はゴム素材で、両端に1つずつこんな感じで付いていました。

ちなみに、スペックの最大出力は音質とは直接関係なく、単純に最大音量が大きいだけなので、SRS-XB43の50W(25W+25W)は一般家庭にとってはオーバースペックかなと思います。

前モデルSRS-XB41から2年ぶりの発売

従来モデルのSRS-XB41の発売は2018年5月なので、2年ぶりの更新です。SRS-XB42というモデルは存在しません。

対して、SRS-XB33とSRS-XB23はそれぞれSRS-XB32とSRS-XB22が2019年5月に発売されています。

SRS-XB41は直径約58mm口径のフルレンジスピーカー(ユニットが2つで2wayではない)だったので、2年の時を経てSRS-XB43の2wayスピーカーとなったわけです。ちなみに、前々モデルのSRS-XB40は2017年5月発売なので、このときの間隔は1年です。

これは従来モデルより格段によくなっているのではないかと希望的予想を持ってしまいますよね??

使ってみた感想をレビューしていく

けっこう大きい

「ふつう、スピーカーの感想で最初に書くのは音質についてだろ!」と思うかもしれませんが、まず僕が箱を開けて思ったことは「でけぇ」ということです。

「SRS-XB21」と比較して置いてみると、一回りも二回りも大きいです。

ここまで大きいとポータブルスピーカーとは言えないのでは?と思うレベル。重さも3kgほどあり、気軽に持ち歩くことはできないでしょう。

僕はPCデスクの上に置いて使うつもりですが、「SRS-XB21」を置いていたときと比べて存在感がハンパないです。

高音と低音を両立した音質

音質は好みによるところが大きいので客観的なレビューが難しいのですが、スピーカーユニットが大きいだけあって、低音がめちゃくちゃクリアに聞こえます。

僕はロックをよく聞くのですが、バスドラムの「ドンッドンッドンッドンッ」やベースの「ベベベベッ」という重低音が前面に出てくるので、テンションが爆上がりします。「ここでこんなリズムでドラム鳴ってたんだ!」みたいな新しい発見もありました。

低音が高音圧だからといって高音がダメなことはなく、シンバルの音の広がりもきれいです。

この音の豊かさはスピーカーが、ウーファーとトゥイーターで分かれているからこそ実現できているのでしょう。

その他もろもろの仕様

【従来モデルSRS-XB41との違い】スピーカーのユニットが超楕円形に

前モデルのSRS-XB41ではスピーカーは円形でしたが、今作では超楕円形 (競技場のトラックのような形)になっています。

直径58mm→61×68mm口径と大きくなっており、ボーカルの声や音に厚みが生まれて豊かな低音を実現しているとのことです。

両サイドにある、低域を効果的に増強するための「パッシブラジエーター」も従来モデルと比べて15%大きくなっています。

マルチデバイスコネクション

最大2台まで同時接続可能です。

これは僕にとってけっこう嬉しい機能です。パソコンとスマホで同時に接続できるので、いちいちBluetooth接続を切ったりつなげたりする必要がなくなります。

2人で楽曲を選んで流すときにも、スムーズに楽曲変更ができるメリットがあります。

ワンタッチ接続(NFC)機能がある

NFCがあるのでペアリングする時は便利です。

僕はずっと同じ機器で接続しっぱなしなのであまり恩恵はありませんが、機器を頻繁に接続し直す人にとっては必須条件かもしれません。

LDAC、Bluetooth標準規格Ver.5.0に対応

ソニーの独自規格であるLDACに対応しているので、WalkmanやXperiaと接続する人はLDACで接続できます。

LDACはソニーが開発した高音質コーデックで、通常のBluetooth接続であるSBCの約3倍の情報量で再生できます。

また、標準規格Ver.5.0に対応しているため、Ver.4.2以下のバージョンと比べて通信速度や通信範囲が改善したため、音楽が途切れにくくなっています。

注意したいのは、基本的にはBluetoothのバージョンが上がったからといって、音質は良くならないということです。というのも、オーディオ用通信プロファイル「A2DP」はBluetooth1.1から変更がないからです。

USB端子(外部充電用)とオーディオ入力端子がある

USB端子(外部充電用)があるので、スマホなどを充電することができます。僕は外に持ち出すつもりはないので使わないかな、、(この機能、スピーカーにいる?)

USB Type CのACアダプタが付属するので、別にケーブルを買う必要はありません。

電源端子はUSB Type Cです。

オーディオ入力端子があることは、有線で接続したい人にとっては大事ですね。48kHz/24bitでロスなく再生できるとのことです。

ちなみに、USB端子(外部充電用)はSRS-XB33にもありますがSRS-XB23にはなく、オーディオ入力端子はSRS-XB33にもSRS-XB23にもない点は注意です。

 

防塵・防水(IP67)、防錆(ぼうせい) 仕様

ポータブルスピーカーという位置づけなので、防塵・防水(IP67)、防錆(ぼうせい) 仕様です。

まあでも、本体が3kgあるので持ち運びにあんまり向かないとは思います、、お風呂くらいなら平気かもしれませんが。

ちなみに、アプリ「Music Center」でライトニング機能やオートパワーオフ機能を無効にすることができます。

ゆるふわなまとめ

高音質の広がりと高音圧の低音の両立を実現できている素晴らしいスピーカーです。

SRS-XB43は重低音を推しているスピーカーなので、重低音が好きな人はシンプルに「買い」だと思いました。

おわり